年代別に見る「うらやましさ」の変化と、これから大切にしたいこと

もうすぐ「平成」が終わります。昭和が終わる頃に生まれた私は、あと半年くらいで「昭和」「平成」、そしてまだ発表されていない新しい元号の、3つの時代を生きることになります。

こんなことを思うと、昔、「おばあちゃんは明治生まれだからね、明治・大正・昭和の3つの時代を生きているんだよ」「え~!おばあちゃんって長生きだね~!!」と祖母と会話をしたことを思い出します。

生きた年数は違えども、3つの時代を生きていることには違いありません。そう考えると、自分もかつての祖母のように、とてつもなく長生きの高齢者のような気持ちになってきます。

今はまだ「老い」という言葉とは無関係の小さな子どもも、半年後には「一昔前」の平成生まれ。もしかしたら30年後には「え~!〇〇ちゃんって若く見えるけど、平成生まれなの~!?」という会話が、日本のあちこちで繰り広げられるかもしれません。

失っていくからこそ価値を感じる

見た目年齢と実年齢のギャップは、アラサー、アラフォーの女性にとっては大きなテーマの一つですが、年齢の話をするときだけは「日本の元号って、なくてもいいんじゃないのかな・・・」と、ついつい思ってしまいます。

テレビに登場する芸能人を見ると、みなさん、実年齢よりもかなり若く見えます。当然、照明やメイクの効果もあるでしょうが、肌つやもよく、表情も豊かで、生き生きしています。

テレビを消した後、うっかり自分の姿を鏡で見てしまうと、なんとなくがっかりすることも多いのですが、最近、「うらやましいな」と思う対象が少しずつ変わってきたことに気がつきました。

自分が10代のころは、とにかく顔の作りの美しい子を「うらやましい」と思っていました。

目のぱっちりした子、鼻筋の通った子は例外なく「うらやましい子」。芸能人でも友達でも、そのような子をうらやましく思い、自分もそのような顔だったらなあ、と思うことも多くありました。

20代になると、顔の作りの他に、スタイルの良さがプラスされます。テレビでも、顔のかわいいアイドルよりも、7頭身・8頭身のファッションモデルに憧れの対象が移っていきました。

そして「うらやましさ」の対象がガラッと変わったのが30代。道行く人の肌のきめ細やかさや、髪のツヤに目が行くようになりました。

初め、それが何を意味するのか分かりませんでしたが、よくよく考えてみると、それは「若さ」。「うらやましさ」の対象が、「顔や身体のつくり」から「若さ」に移行した瞬間でした。

今後、また年齢を重ねることで、「うらやましさ」の対象はだんだんと変わっていくかもしれません。おそらくそれは「健康」だったり、「長生き」だったりするのでしょう。

でも、たとえ見た目がイマイチでも、健康でなくなったとしても、他人にたいする優しさや思いやりの気持ちは忘れないでいたいと思います。

自分の人生の最後に、「いろいろあったけど、いい人生だったな」と思えるような、心の豊かな人間になりたいな、と秋の夜長にふと思いました。